例年以上に長く続いた梅雨が明けたとたんに、猛暑の夏が襲ってきたが、9月の声を聞いても暑さが和らぐ気配もなく、とにかく暑い。日中は、外に出るのを控えるような呼びかけもされているところであるが、不動産の表示に関する登記に携わる者としては、そうも言っていられない。現地の物理的状況を登記記録に正確に表すという職業使命を背負って、土地家屋調査士は、新型コロナ感染症対策および熱中症対策に万全を期したうえで活動することになる。
司法書士、土地家屋調査士、行政書士といった私たち資格者の職業形態としては、コロナ禍の環境下で医療従事者のように人々の命を直接救うことはないが、独自な形での社会貢献事業に知恵と金と人を注ぎ込むべきだと思う。例えば、人々が自然発生的に「密」になってしまう役所等の窓口業務を目の当たりにして考えることや、打開策の提案ができるはずだと思うし、今までの常識から外れた視点を意識してみたいと考えている昨今であります。